日本ボクシングコミッション(JBC)は、17日付で、所属女子選手の自宅に無断で侵入して住居侵入の疑いで逮捕された高砂ボクシングジム(兵庫県高砂市)の山下忠則会長(55)に対し、17日付で無期限のライセンス停止処分にすると告示した。

山下氏は3月2日、住居侵入の疑いで兵庫県高砂署に逮捕された。容疑は高砂ジムに所属する女性選手(37)の自宅に無断で侵入したというもの。署によると、女性がアパートの自室に設置した防犯カメラに山下氏の姿が写っていた。女性は1月、身に覚えのないICレコーダーを室内に設置される被害を受けており、警戒のためカメラを取り付けていた。

山下氏は過去にも逮捕歴があり、JBCは今回の事態を「プロボクシング界の権威と信用を著しく毀損(きそん)する行為」と厳しく断罪した。

処分は逮捕された3月2日からの実施となる。