元ONEライト級王者青木真也(37)が「決着戦」を制した。

過去2戦1勝1敗の元同級王者エドゥアルド・フォラヤン(36=フィリピン)との同級5分3回に臨み、1回4分20秒、腕ひしぎ逆十字固めで一本勝ちを収めた。両者は16年11月、19年3月に続く3度目対決だった。

1回、フォラヤンの片足をつかみ、金網際で足技でテークダウンを奪取した青木は至近距離で拳、ひじを打ち込んで主導権を握った。寝技の攻防で左腕を捕獲すると、そのまま腕ひしぎ逆十字固めに移行し、そのままギブアップを奪ってみせた。これでONEチャンピオンシップで4連勝となった。青木は「あなたに5年前に負けて苦しいこともあったが、みんなのおかげでここまでやってこれました。また頑張りましょう」と祝福してきたライバルにエールを返した。

さらに今後、戦いたい相手として、当初、対戦予定だった元UFCファイターのセージ・ノースカット(米国)とともに、秋山成勲の名を挙げた。青木は「2人います。1人はノースカット、必ずやりましょう。そして、日本の放送席にいる秋山、秋山! 次はお前だ、首洗って待っとけ」と宣言してきた。