ボクシング世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(38=フィリピン)が、バンタム級最年長王者として君臨する自信を示した。WBC同級1位のドネアは29日(日本時間30日)に米カリフォルニア州カーソンで同級王者ノルディーヌ・ウバーリ(34=フランス)に挑む。27日(同28日)には同地で最終記者会見に臨み、ウバーリと並んだ。

ドネアは「38歳で王座を獲得し、118ポンド(バンタム級)で最年長の王者になることは素晴らしいこと」と19年11月の井上尚弥戦に敗れ、WBAスーパー王座を失って以来の王座返り咲きに自信。さらに「それを続けましょう。40歳にします。42歳にします。私を止めることはできません。メンタル的には感謝の気持ちがでるが、同時に(王座返り咲きの)準備もできている。自分のコンディショニングを誇りに思っている」と決意を口にした。

一方、指名試合でドネアを迎撃するウバーリは「ドネアは良いキャリアを持っているが、私がこの階級では最高です。もっと勝ちたい。これから歴史を刻み、バンタム級の世界王者であり続けたい」と闘志を燃やしていた。