国内外で6月のRIZINが熱い。RIZIN出身の女子ファイターたちが2週連続で米国で重要な一戦に挑む。

米総合格闘技UFCと契約する村田夏南子(27)が19日(日本時間20日)、米ネバダ州ラスベガスで開催されるUFCファイトナイト大会でビルナ・ジャンジロバ(33=ブラジル)と対戦する。また米総合格闘技ベラトールと契約する渡辺華奈(32)は25日(日本時間26日)、米コネティカット州アンカスビルで開催されるベラトール261大会でリズ・カモーシェ(37=米国)と対戦する。

まず村田はジャンジロバと初対決ながら、両者ともに米女子格闘技Invicta FCの元女子ストロー級王者でもある。先にジャンジロバが女子ストロー級13位にランクされており、勝てば村田もランキング入りが期待できる。昨年11月にUFCで白星デビューを飾っている村田にとって負けられない元王者対決となる。自らのSNSで「私ならできる! やるしかない!」と投稿するなど気合十分だ。

また渡辺はカモーシェとの上位ランカー対決を迎える。ベラトール女子フライ級ランキングでは、カモーシュの2位に対し、渡辺は3位。勝てばベラトール女子同級王者ジュリアナ・ヴェラスケス(34=ブラジル)への挑戦権にも一気に近づきそうだ。カモーシュはUFC在籍時代に2度の王座挑戦経験がある「超強豪」だ。しかし渡辺は自らのSNSで「悪いが皆さんの期待通りにはならん…! 私が勝ちます。応援よろしくお願い致します! 私は私を信じる」などと投稿。必勝を誓っている。

今月は、13日に東京ドームでRIZIN28大会、そして27日には丸善インテックアリーナ大阪でRIZIN29大会が開催される。国内でのRIZINの盛り上がりとともに、海外でもRIZIN女子ファイター2人が同じタイミングで重要なファイトがセットされた。国内外で「RIZIN」が総力を挙げて格闘技を発信するタイミングとなりそうだ。【藤中栄二】