WWEで「ファイナルボス」と呼ばれる里村明衣子(41=センダイガールズ)が2度目の挑戦で念願のNXT UK女子王座を獲得した。NXT UKの絶対王者と言われる同王者ケイ・リー・レイ(28)に挑み、スコーピオライジングで撃破した。今年からロンドンに渡り、コーチ兼選手としてWWEと契約。WWE王座初戴冠となった。

紙吹雪が舞い飛ぶ中でベルトを掲げた里村は「とてもハードな試合だったが、ベストを尽くして私の人生のハイライトとなった。すべての女子スーパースターたちは覚悟しておけ!」と王座戴冠の喜びと王者の貫禄を示した。さらに自らのツイッターでは「皆さんに感謝します。とても大変な試合でした。ケイ・リー・レイは真のチャンピオンで彼女が私の最初のライバルだったのは当然こと。私の人生で最も素晴らしい日でした。ありがとう」と英語で投稿した。

里村が2度目の挑戦で649日間、同王座を保持したレイを撃破した。蹴り連打からSTFやDDTで攻め込み、レイのデスバレーボムに対し、負けじと里村もゴリーボムで投げるなど、お互いの得意技を繰り出すおきて破りの展開となった。不敵に笑いながら側転式ニー・ドロップやデスバレーボムを決めた里村は、スーパーキック連打やゴリーボム、セントーンを浴びながらも何とかカウント2で返した。

場外戦ではベルト攻撃を狙うレイに対し、デスバレーボムで応戦。ゴリーボムでエプロンにたたきつけられるシーンもあったが、最後は里村がデスバレーボムからスコーピオライジングをレイの脳天にかかとをたたき込んで3カウントを奪取した。