UFCフライ級タイトルマッチ5分5回は、挑戦者の同級1位ブランドン・モレノ(27=メキシコ)が勝利し、新王者となった。

3度目の防衛戦となった王者デイブソン・フィゲイレード(33=ブラジル)に再戦で挑み、3回3分26秒、裸絞めによる一本勝ちを収めてメキシコ人初のUFC王者となった。

20年12月の初挑戦時はフィゲイレードに引き分けて王座を逃していただけに、モレノはベルトを手に感極まった表情だった。「この瞬間は最高です。人生でやりました。オクタゴン(金網)でベルトを抱えてしゃべっているなんて最高です」と歓喜したモレノは即再戦決定後からの思いを口にし「この6カ月間はすべてを懸けてきました。夢をかなえることができた。母国で応援してくれたみなさん、ビバ、メヒコ!」と念願のUFCベルトを抱きかかえていた。

一方、負けたフィゲイレードは「本物は誰かが分かっていると思う。今夜はモレが強かった。もう1回やってもいいぞ」と3度目対決を呼び掛けていた。