UFC2戦目となる、RIZIN出身の村田夏南子(27)がビルナ・ジャンジロバ(33=ブラジル)に2回TKO負けを喫した。右目が腫れ、左腕を痛めた村田は、2回終了後に無念のドクターストップとなった。

組み技に自身のあるジャンジロバのリーチの長い打撃に翻弄(ほんろう)された。1回、いきなり右のボディを浴びると、その後も強烈なパンチを立て続けに食らった。金網に追い込まれ、逃げるのがやっと。その後は寝技に持ち込んだが、下から腕十字で左腕を取られ、動けない時間帯が続いた。

右目が腫れた村田は、2回も右のハイキックを顔に浴びるなど、終始劣勢な展開が続いた。終了後にはセコンドから「腕上がらないだろ」と言われ、TKO負け。ほとんど見せ場を作ることができずに敗れた。

村田は昨年11月のデビュー戦ではマルコスに判定勝ち。今回、女子ストロー級13位のジャンジロバを倒せば、その後のビッグマッチの可能性も広がっていただけに悔しい敗戦となった。

前日計量後のSNSでは「コーチや仲間はもちろん、たくさんの人たちのサポートや応援でここまで来れました。あとは私がやるしかないですね」と綴っていたが、結果を残すことはできなかった。