「プロレスラー今井絵理子」が誕生するかも? プロレスリングヒートアップが17日、川崎市内の道場で会見を開き、今井礼夢(16)のシングルマッチの対戦相手が、全日本プロレスのヨシタツ(43)に決まったことを発表した。

礼夢が幼いころから米WWEにあこがれを抱いていたことから、同団体での出場経験もあるヨシタツに、ヒートアップがオファーを出して実現。礼夢と会見に登場したヨシタツは「初めて参戦させてもらって光栄。でも普通にやるだけでは面白くない。条件を付けさせてもらう。勝ったら(ユニット)ヨシタツキングダムに今井絵理子さんをディーバ(女子レスラー)として迎え入れたい」と提案。礼夢の母である元SPEEDで参院議員の絵理子氏の参入を要求した。さらに「ディーバだからコスチュームか水着になってもらう」と付け加えた。

これに対し礼夢は「僕が勝ったら、ヨシタツキングダムに入れてもらって、WWEに連れて行って欲しい」と返した。苦笑いを見せるも絵理子氏に関する要求には語らなかったため、ヨシタツは「世間からの大注目のお母様については何も反論しなかったので、了承してもらったと思っている」と満足げな表情。その後「米国は契約社会」と、SPEEDのメモリアルブックを持ち出し、礼夢にサインをさせて“契約成立”。「みなさんに証人になってもらった」と笑顔を見せた。

プロレスに興味を持ち始めたころからWWEのリングにあこがれ、観戦にも訪れたことがある礼夢。「ずっと好きで米国に行きたいと思っていたので、経験のあるヨシタツ選手に挑戦したいと思っていた」と喜びを語る。9月17日、とどろきアリーナで礼夢の勝利を願うファンと、絵理子氏のコスチューム姿の実現を願うファン。ヨシタツの爆弾発言により、さらなる注目が集まる。