頸髄(けいずい)損傷および変形性頸椎(けいつい)症と診断され、治療中のプロレスラー高山善広(54)が、手術後に心臓が止まったときのエピソードが明かされた。

高山の妻である奈津子さんが16日、ブログを更新し、高山の手術後に起きた出来事についてつづった。手術後から1週間から10日ほどたち、奈津子さんは当時、病院の近くに短期賃貸マンションを借りて毎日ICU(集中治療室)に通っていたそう。あるとき、看護師から「昨夜、ダンナさんの心臓が止まりました」と報告されて、「ええええーーー何それ??何それ何それ?? 止まっちゃダメでしょーーーっっ」と仰天したことを振り返った。

五十音表を使って夫に話を聞いたところ、「キクアウト(キックアウト)」と返ってきたという。キックアウトとは、プロレスで、相手のフォールをカウント3の前にはね返すこと。奈津子さんは、「どうも昨夜は、ずっとワン、ツー、スリーとやっていたそうなのです。カウントスリーが入る前に、なんとか肩を上げて、カウント2.9ぐらい? 思うに、心臓が止まったので、心臓マッサージをされていたのではないでしょうか? その押されてるリズムが、カウントを取られているようだったのではないかと、、、」と推察した。

ちなみにレフェリーは、2010年に亡くなったジョー樋口さんだったそう。「まだこっちに来ちゃいけないよ、って言って下さったのかもしれませんね。もしあの時、カウントスリーまで入ってたら、高山は今、ここにはいなかったかもしれない、とヒヤっとした出来事でした」とつづっている。