日本プロボクシング協会は29日に理事会を開き、日本王者の指名期限ルールの変更要請を決議した。

指名試合ではない選択試合で王者となった場合、4カ月以内に指名試合というルールを廃止するというもの。日本ボクシングコミッションに要請する。

国内では秋に最強挑戦者を決め、新春に指名挑戦者として王者に挑戦する。この恒例のチャンピオンカーニバルを軸に運用している。以前からこの4カ月ルールに違和感や反対の声が出ていたという。

ルールに抗議の意味を込めて、王座を6日で返上の事態も起きていた。6月10日の日本スーパーライト級王者永田大士(三迫)の防衛戦では、挑戦者の同級5位鈴木雅弘(角海老宝石)が10回TKOで王座奪取した。ところが、鈴木は奪取6日後には王座を返上した。ライト級転向の希望が第一も「指名試合のルールにも抗議するため」としていた。東日本ボクシング協会へは撤廃の要請文を提出していた。