ボクシング界のスター選手で「カネロ」の愛称を持つWBAスーパー、WBC、WBO世界スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(31=メキシコ)が11月6日、米ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナでIBF世界同級王者カレブ・プラント(28=米国)との4団体統一戦に臨むことが発表された。20日(日本時間21日)、興行主となるプレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)が正式発表した。

PBCのリリースで、アルバレスは「結局のところ、これ(4団体統一)が私のキャリアでやりたいこと。歴史をつくりたい。私はスポーツの歴史の中で最も偉大な選手の1人として記憶されたい」などと史上7人目となる4団体統一王者を目指す意気込みを示した。現在、アルバレスは米専門誌ザ・リングのパウンド・フォー・パウンド(階級を超越した最強王者)の1位にランキング。米ESPNによるとプラント戦の最低報酬額は4000万ドル(約44億円)に設定されたという。

一方、プラントは「11月6日、世界はボクシングの史上初の誰もが認めるスーパーミドル級チャンピオンを目撃するだろう。私の手が勝利で上げられ、世界は私がボクシングの新しい顔であることを知ることになる。これから、史上最高のパフォーマンス、歴史に残るパフォーマンスを披露する」などとコメントした。