20センチの身長差をものともせず、ベルトを守り抜いた。世界タッグ選手権試合で、王者・芦野祥太郎(31)、諏訪魔(44)組の「暴走SUPLEX」が初防衛に成功した。

相手は195センチ石川と、194センチ佐藤の「ツインタワーズ」。174センチの芦野は、序盤からコーナーに追い込まれ、長い手足からの強烈なエルボーや蹴りを浴び続けた。佐藤の右、石川の左、交互に攻撃を受けたが「諏訪魔さんとせっかく取ったベルトをそう簡単に渡すわけにはいかない」と、ギブアップはしなかった。終盤には石川に対し、合体技・ウルトラジャーマンボムもしっかり決めた。最後はバックドロップで3カウントを奪った諏訪魔のアシストで、初防衛を果たした。

今年からパートナーとなった諏訪魔の存在が大きかった。2月に前ユニットが内部分裂し、諏訪魔のもとへ。一緒にトレーニングを行うようにもなった。9月には王道トーナメント決勝で対戦し、敗れたものの、成長を確信した諏訪魔から「一緒に世界タッグを目指そう」と誘われ、タッグ結成。最初の挑戦で宮原、青柳組から勝利し、芦野にとっては全日本での初のベルト獲得となった。「(188センチの)諏訪魔さんと一緒にやってきたことで、190センチ以上ある化け物にも勝つことができた」と感謝した。

来月からは世界最強タッグ決定リーグが始まる。もちろん2人で出場する。「どんな相手が来ても、全勝優勝する。客が見たくないというまで投げまくる」。世界タッグ王者として、これからも暴走し続ける。【松熊洋介】