K-1ライト級元王者の林健太(27)が12月4日、地元のエディオンアリーナ大阪で、不可思(30)と対戦する。

「K-1 WORLD GP 2021」(日刊スポーツ新聞社後援)で、K-1スーパーライト級のスーパーファイトを行うもので、主催のK-1実行委員会が20日、都内で発表した。

林は2019年3月に卜部功也からK-1ライト級のベルトを奪い、1度は頂点に立った。しかし、翌年末にゴンナパー・ウィラサクレック(タイ)との初防衛戦に敗れて、タイトルを失うとスーパーライトに階級を上げた。同級では今年9月に佐々木大蔵に惜敗するなど1勝1敗。今回は地元での再起戦となり、負けられない。

林は今まで打ち合いを持ち味にしてきたが、この日の会見ではモデルチェンジを宣言した。「キックボクシングを3分3ラウンド使ってやりたい。毎度毎度、打ち合っては上には行けない。もっと落ちついて戦いたい」と、激闘派の不可思を相手に、自分を見失わないことを誓った。

一方の不可思は、ガンガン来る相手との対戦を楽しみにしていたが、林のコメントに面食らった様子。それでも「今やっていることと成長をちゃんと見せたい」と自分のペースに持ち込むことを約束した。そして、会見終了間際には第1試合での対戦をリクエスト。林に「応援団に間に合うか聞いてみる」と言わせ、流れを引き寄せていた。