NXT女子タッグ王者紫雷イオが、翌週に控えた防衛戦に向けた前哨戦を制した。

28日配信のハロウィーン・ハボック大会で、ゾーイ・スタークと組み、王者としてジジ・ドリン、ジェイシー・ジェイン組、インディ・ハードウェル、ペルシャ・ピロッタ組との3WAY形式NXT女子タッグ王座戦を控える。この日、挑戦者組のジェイン、ピロッタとの3WAY戦で激突。ピロッタに月面水爆をたたき込み、フォール勝ちして王者の風格を漂わせた。

ジェインにビンタ、ピロッタにクローズライン(ラリアット)やスプラッシュを食らった紫雷は負けじと場外へのスプリングボード式月面水爆で反撃。「私がチャンピオンだ!」と雄たけびをあげた。ジェインの負傷離脱で紫雷は一騎打ちとなったピロッタに619(変形ブーメラン式キック)やクロスフェース(顔面絞め)で追い詰めると、とどめの月面水爆で勝利をつかんだ。

試合後、紫雷はスタークとともにスピン・ザ・ウィール(ルーレット)を回して王座戦の試合形式をラダー(はしご)戦に決めた。さらにバックステージでスタークから「私にとって初のラダー戦だが、王座を失うことはない」と言われると、紫雷も「ジジ、ジェイシー、ペルシャ、インディみんな好きじゃない。一緒に勝たないとな」と気持ちを引き締めた。これまで“不仲タッグ”として注目されていたが、珍しく意思統一できていた。