WWEの「野獣」ブロック・レスナーが、元代理人ポール・ヘイマンの策略でベルト攻撃を浴び、王座奪取に失敗した。WWEユニバーサル王者ローマン・レインズに挑戦したが、王者陣営のウーソズ(ジェイ、ジミーのウーソ兄弟)の介入、ヘイマンから手渡されたレインズからのベルト殴打で3カウントを許した。20年4月5日以来、565日ぶりの試合復帰戦を飾ることはできなかった。

代名詞となるスープレックス3連打、F5と投げ技連発で攻め込んだレスナーは、空中に飛ばしたレインズとレフェリーが交錯。大観衆の号令で5カウントまで数えられたが、レフェリーのダウンでフォールが認められなかった。すると場外でレスナーの元代理人で王者セコンドとして試合を見守っていたヘイマンによって王座ベルトが凶器としてリングに投げ込まれた。

レインズとベルトを奪い合っていると、突然リングに姿をみせたウーソズによるダブルスーパーキックを浴びてよろめいた。続いて王者のベルト殴打で大ダメージ。代理のレフェリーによって3カウントが数えられ、運悪くレインズの王座防衛を許してしまった。