ボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)が12月14日、都内でIBF世界同級6位アラン・ディパエン(30=タイ)との防衛戦に臨むと21日(日本時間22日)、IBFから発表された。IBF公式サイトによる今後の世界戦スケジュールとして組み込まれたもので、井上にとってIBF王座の4度目防衛戦となる。現在、ディパエンはIBFランキングのみのランクインながらも、今後、WBAランキングにも入る見通し。正式承認されればWBA王座の6度目防衛戦にもなりそうだ。

ディパエンは12勝(11KO)2敗とKO率の高い強打を誇るアジアの強豪とされる。19年6月に初来日し、荒川竜平(中野サイトウ)とスーパーフライ級6回戦で拳を交え、右の強打で2度ダウンを奪取。レフェリーストップによる2回TKO勝利を収めている。井上が所属する大橋ジムの大橋秀行会長(56)は19日に都内で、12月に井上が世界ランカーを迎えた防衛戦に臨む見通しを明かした上で「近々発表できそう」としていた。