生まれ変わった姿を見せつける。立ち技格闘技のRISE大阪大会(14日、大阪・丸善インテックアリーナ)に出場する元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の大雅(25=チームドラゴン)が4日、オンラインで練習を公開し「(勝利する)自信はもちろんある。ここからが本当のスタート」と“再生”へ自信をみなぎらせた。

12年に16歳でプロデビューを果たすと、17年にK-1王座を獲得。18年にRIZIN初出場。ここまでRIZIN8大会に出場するなど、着々とキャリアを積み上げてきた。だが、3月の27大会では、基山幹太に判定勝ちを収めたものの、実績の劣る相手にまさかの苦戦。7月のRISE大阪大会では元DEEP KICK王者の中村寛と激しい打ち合いの末、判定負けを喫した。

「練習が甘かった。そこが試合に出てしまった」と猛省。約1年前から身を置くチームドラゴンの前田憲作代表とともに練習メニューを改善した。同ジムでは、今まで行わなかったスパーリングを毎週敢行するように。「毎日、緊張感を持って練習できている。(前田代表は)自分と見るところが全然違う。信じられるのが一番」と目を輝かせる。

迷いはない。相手は元ラジャダムナン・スタジアム認定ライト級王者の梅野源治だが「一方的な試合にしたい。倒すタイミングは必ず来る」と目を光らせる。「一緒に戦っている。1人じゃないというのを最近すごく感じる」。前田代表と二人三脚の成果を見せ、異種格闘技の強敵を狩る。