王者・菅原美優(21)にMIO(26)が挑むKrush女子アトム級タイトル戦が20日、東京・後楽園ホールで行われる。「Krush・131」で対戦するもので、19日には都内で公式計量・会見が行われた。

2人は今年5月30日のK-1横浜武道館大会で対戦、MIOが2-0で判定勝ちした。これを受け、8月21日の「Krush・128」でタイトル戦が組まれたが、菅原が「感染症拡大防止のため、一定の待機期間を設ける必要のある選手」となったため欠場。試合が流れていた。

3カ月遅れの待望のリマッチに向け、ともに仕上げてきた2人。菅原はリミットまで750グラムの44・25キロで計量をパス、MIOは同150グラムの44・85キロでパスし、その後の会見で互いに必勝を誓った。

前回、体調を崩して痩せた菅原は、今回は計量前日にも普通に食事してこの体重。「練習で力がついた。気持ちの面もたくましくなったと、たくさんの人に言われる。それを全部出す。得意は蹴りだが、すごくパンチの練習をしたので、相手の得意なパンチで勝つ」と心身両面の充実をアピールした。

一方、減量と体重について「いつもの良い感じ」というMIOは「全体的にダメなところを見直した。パンチで来てくれたら、パンチで倒す。しっかり差をつけて、KO決着したい」とタイトル奪取を宣言した。

K-1グループ女子の試合では現在、最も注目されるカードで、今大会のメインイベントとして組まれた。今後のK-1女子アトム級ベルトの行方を占う上でも、見逃せない1戦となる。