WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(32=志成)の対抗王者が決まるWBC世界同級王座決定戦が行われ、急きょ2階級上げて臨んだWBO世界ライトフライ級1位ジェシー・ロドリゲス(22=米国)が新王者となった。WBC世界スーパーフライ級3位の元同級王者カルロス・クアドラス(33=メキシコ)と王座を懸けて拳を交え、3-0の判定勝利を収めて世界ベルトを獲得した。

なおWBC世界同級にはフランチャイズ王者でWBAスーパー王者でもあるファン・フランシスコ・エストラーダ(31=メキシコ)が君臨している。

「厳しい戦いでした。クアドラスは真の戦士だった」と敬意を表したロドリゲスは代役として臨んだリングだった。当初、クアドラスと決定戦に臨む予定だったWBC同級1位シーサケット・ソールンビサイ(35=タイ)が病気を理由に欠場。急きょロドリゲスが抜てきされ、2階級上げての世界挑戦を迎えていた。ロドリゲスは「出場の連絡を受けた時、ためらう気持ちはなかった。(故郷の)サンアンドニオに新たな世界王者が、新しいスターが誕生する」と予告してリングに立っていた。なお兄はWBA世界スーパーフライ級正規王者ジョシュア・フランコ(26=メキシコ)で同じ階級で兄弟王者となった。