前王者で同級1位寺地拳四朗（30＝BMB）が、ベルトを取り戻した。王者矢吹正道（29＝緑）とのダイレクトリマッチで3回KO勝ちした。

　　　　◇　　　　◇　　　　◇

◆矢吹－寺地の経緯メモ

▽21年9月22日　矢吹が9回に攻撃を仕掛け、寺地の右目上をカット。10回TKOで矢吹が、寺地のV9を阻止して王座奪取。

▽10月5日　寺地側が（カット場面は）頭を下げて相手にぶつける「故意のバッティング」とし、JBCに質問状を送付。

▽14日　新王者・矢吹の現役続行が判明。

▽18日　WBCからJBC宛てに「再戦命令」のレターが届く。

▽27日　寺地側に、26日付で「確定的な故意は認められない」といった趣旨の回答書が届く。

▽29日　矢吹側の緑ジム松尾会長がJBCに問い合わせ「再戦の連絡は来ていない」と伝えられる。

▽11月8日　BMBジム寺地会長が会見し、JBCの回答を不服とし再抗議。

▽10日　両陣営にJBCから、WBCからの再戦命令が出たと伝えられる。

▽15日　再戦が正式決定。大阪市内で興行権を持つ真正ジムの山下会長、緑ジムの松尾会長、BMBジムの寺地会長が会見。WBCから再戦命令が届き、両陣営で合意したと発表。