9日にさいたまスーパーアリーナで20億円以上とされる国内最大規模のビッグマッチを控えるプロボクシングWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(36=帝拳)が高い緊張感を胸に最終調整に入った。世界的スターとなるIBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(39=カザフスタン)と2団体王座統一戦に向け、5日に都内の所属ジムで最終調整。報道陣の質問に書面で応じた。

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主な一問一答は次の通り

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-ゴロフキンが来日した。気持ち、感情は

村田「いよいよだな、という感じです。そして計量まで3日、やっぱり恐怖ももちろんあるし、楽しみはあまりありませんが、色々な緊張感もあります。ゴロフキン選手が相手じゃなければこういった想いにはならなかったのかなとも思います。やはりゴロフキン選手が相手というのはこれまで以上に緊張感はいやがおうにも高まります」

-2年4カ月ぶりの試合まで1週間を切って心境は

村田「コロナ禍で延期は避けたい、それが第一に来ます。これは切実なところです。今はそういった現実的なことを考えてしまいます」

-家族と離れたホテル生活。連絡はしているか

村田「主にビデオ電話で連絡を取り合っていますがとても励みになります。早く帰って会いたいという気持ちにもなりますが、ホテルにて約1カ月となり、会った時に子供たちがどういう風に見えるのか。時期によってはこんなに成長したかなと、大きく変わったように感じる時があるのです」

-1人で過ごすホテルの部屋で、この2年間を振り返った

村田「この2年間に限定して振り返ることはありません。ですが、ホテルの窓から見える東京の風景、東京タワーだったりを見ながら自分のこれまでのボクシング人生を振り返ることはあります。子供の頃、修学旅行で東京に来て色々な名所に行き、自分の人生でまさか、これほど注目される舞台に立つ、言わば夢がかなっていると言えると思うんです。こういった人生を歩めるとは当時思ってもいなかったので、そういう具合に自分のボクシング人生をふと振り返るときはあります」