前日計量で大幅に体重超過し、3キロ増の当日軽量をパスして臨んだ前日本王者の石沢開(25=M.T)は、同級王者谷口将隆(28=ワタナベ)との19年9月の日本同級王座決定戦以来2年7カ月ぶりの再戦で、リベンジを果たせなかった。 相手のパンチを食らいながらも自らの頭をたたいて奮い立たせるなど、タフネスぶりを発揮したが11回に強烈なパンチの連打を浴び、レフェリーストップ。11回2分29秒、TKO負けとなった。

石沢の主な一問一答は次の通り。

 

-戦いを終えて

石沢 「まだまだ僕は、世界のリングに立つ資格も実力もなかったと改めて実感しました」

-どんな気持ちで臨んだ

石沢 「(前日計量に)間に合わないと思ったときに、この試合が終わったら引退しようと思った。でも昨日、試合のチャンスをもらった時はその気持ちを捨てて(臨んだ)」

-終盤には自らの頭をたたく場面もあった

石沢 「気持ちを切らさずにと(思ってやった)。切れたら足が止まると思っていたので」

-体調は

石沢 「ちゃんとしたコンディションとは違いますが、予想よりは動けた。途中から足の力が入らないところもありましたが、しけた試合はできないという思いでやりました」

-当日の計量後の飲食は

石沢 「エネルギーゼリーなど。固形物は取っていない」

-前日計量について

石沢 「いろいろアクシデントがあった。プロボクサーとして何の言い訳もできない。言われたことは全部受けなければいけないと思います」