GLEATのG-REX王者エル・リンダマン(27)が、AEWのウィーラー・ユウタ(25)との3勝同士の対決を制し、初出場優勝へ望みをつないだ。

自ら差し出した手をがっちりと握り返した相手に対し、真っ向からぶつかった。試合中盤、ランニング・フォアアームの打ち合いから延髄斬りを見舞われたことに、カウンターのドロップキックをお返し。ダブルノックダウン状態になるも「俺が主役だ!」と叫んで立ちあがる意地を見せた。

最後は9分17秒。ジャーマンスープレックスホールドを2カウントでキックアウトされるも、気持ちを切らさず、立て続けにタイガースープレックスホールドをさく裂。根性で、3カウントを奪取した。

強靱(きょうじん)な肉体と無尽蔵のエネルギーを武器にする。今月18日には、リーグ戦真っただ中にもかかわらず、所属団体で選手権試合を戦い、防衛を果たすタフネスぶり。24日には優勝候補最右翼のエル・デスペラードから大金星を挙げ「俺が主役になる」と言い切っていた。

これで4勝2敗で勝ち点8。左肩を痛めながらも「まだ可能性はあるよな? 自分の力を信じて…」と、前を向く。初出場のBOSJで、さらなる夢をつかみ取る。