プロボクシング元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(26=志成)が「KO再起」を誓った。

13日、東京・大田区総合体育館で元WBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級王者フローイラン・サルダール(33=フィリピン)との8回戦に臨む。昨年4月、地元沖縄でWBOアジア・パシフィック・バンタム級王者として西田凌佑(六島)との初防衛戦で判定負けを喫して以来、1年3カ月ぶりのリングに向け、5日にはオンラインで練習を公開した。

シャドーボクシングをはじめ、コンビを組む野木丈司トレーナーとのスティングにパンチを合わせるトレーニングなどに取り組み、軽快な動きをみせた。再起戦の相手となるサルダールについて「リーチが長くて良い選手」との冷静に印象を口にした比嘉は「調整も体重も順調なので手応えを感じている。全体的に強化している」と自らの最終調整に手応えを示した。

メインイベントにWBO世界スーパーフライ級タイトル戦となる井岡一翔-ドニー・ニエテス戦が組まれた注目の興行となる。セミファイナルとして組まれた自らの再起戦に向け、比嘉は「KOしたいですね。倒して勝ちたいと思います」と気合を入れ直していた。