20度と涼やかだった札幌に、真夏がやってきた。昨年覇者のオカダ・カズチカ(34)が、熱戦となったG1開幕戦を白星で飾った。

昨年のG1で互角の激戦を繰り広げ、これまでのシングル対決2勝1敗のジェフ・コブと対戦。怪力自慢に掟破りの逆レインメーカー(短距離式ラリアット)をさく裂されるなど苦戦を強いられたが、最後は21分30秒。一進一退の攻防を必殺のレインメーカーで終結させた。勝ち点2を奪取し、幸先の良いスタートを切った前IWGP世界ヘビー級王者は「だいぶ涼しい札幌もだいぶ熱くなりました」と汗をぬぐった。

エントリーしたAブロックは、まさに“モンスターブロック”だ。体重150キロ超のファレとジョナ、米総合格闘技UFCでも活躍したローラー、AEWから参戦のアーチャーら、巨漢の実力者たちがそろう。それでも、誰が相手でも勝ち上がる自信がある。「モンスターがたくさんいる。それはイコール楽しいってこと。この俺にかかってこい!」と、貫禄を示した。

連覇を達成すれば、蝶野、天山、飯伏に続き4人目。4度目の優勝は蝶野の5度に次ぐ単独2位となる。「白星スタートは重要じゃない。全部勝つ」と言い切った。

新型コロナの規制緩和により史上最多の28人が出場、22年ぶりに4ブロック制が復活する過去最大規模の大会が実現。19年を最後に秋開催が続いていたが、ようやく真夏に帰ってきた。「やっぱG1は夏。この汗の感じがG1」とオカダ。最後は「皆さんにワクワクしてもらえる大会にする」と、さらなる熱血の夏を約束していた。