プロボクシングWBC世界ミニマム級14位田中教仁(のりひと、37=三迫)が31日、タイ・ナコンラチャシマで同級王者パンヤ・プラダブスリ(31=タイ)に挑戦する。26日、3度目防衛戦となる王者の敵地タイに向けて出発した。
出発前に報道陣の取材に応じた田中は「ここまでにすごく良い感じに調整できました。ジムも万全のシフトを敷いてくれました。あとは現地で最終調整するだけです」と充実した笑みを浮かべた。
20年3月、WBA世界同級スーパー王者ノックアウトCPフラッシュマート(31=タイ)に挑戦し、判定負けを喫して以来、約2年5カ月ぶり2度目の世界挑戦となる。23日に国内最終スパーリングを消化し、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(BMB)との4ラウンドで実戦トレを終えた。
所属ジムの三迫貴志会長によれば「拳四朗からの激励のような相当、激しいスパーリングだった」という。田中は「必死すぎたスパーでした。(寺地から)ミニマム級とライトフライ級の2階級のWBCベルトを並べましょうと言われました」と熱いメッセージを受け取ったことを明かした。
25日には所属ジムでジムメートらによる“壮行会”も行われ、ジム関係者、選手らの手形が入った日の丸旗を手渡された。
「みんなの手形で背中を押されているような気持ちになり、最高にうれしかった」と気合十分の田中は、タイでの日本人世界戦のマイナスデータを打ち破る決意を口にした。
日本ボクシングコミッション公認の世界戦は63年1月、ファイティング原田が判定負けしてから、前回の田中の負けまで25敗1分けとなっている。
田中は「記録に関してもモチベーションでやってやるというのは当然。でも試合前はパンヤ選手をぶっ飛ばすことに集中します」とキッパリ。
緑色のWBCベルトをに日本に持ち帰る強い決意を示していた。

