格闘技RIZINの榊原信行CEOが30日、25日開催のイベント「超RIZIN」のメイウェザー-朝倉未来のエキシビションマッチ前に起こった「ごぼうの党」奥野卓志代表の花束投げ捨て行為に対し、法的措置を検討していると明かした。30日に都内のホテルで開催したRIZINランドマーク4大会会見後、報道陣の質問に対応。「法的なことを弁護士と相談している。(花束投げ捨ては)業務妨害なので、いろいろな意味での損害賠償、あらゆる手段でルールに則ってやりたい」と語気を強めて思いを口にした。

「人生初」とした土下座し、日本語と英語で謝罪したことについて、榊原CEOは「謝り方はいろいろあると思うが、最大級のおわびがしたい。(土下座するほど)申し訳ないと思っています。世界中の人に届けることも含めてわかりやすく、日本のトラディショナルなおわびの仕方なのでやらせていただきました。英語では今回起きたことに関して世界中におわびしたいと言いました」と説明した。

奥野代表とは大会後、一切、コンタクトを取っていないという榊原CEOは「(奥野代表から)謝罪はないです。これでRIZINの会場に入ってきたら袋だたきだろうし。もう名前も出したくない。品性下劣で神聖なものを汚された。何が目的で、何が理由かも知りたくない。嫌な思いが1日、2日たっても消えなかった」と怒りを抑えながら心境を吐露した。

大会翌日から数多くの怒りや批判の連絡がRIZINに届いたとし「電話がなりやまなかった。あんなに気分が悪いことはないと思う。頭を下げて済む問題ではないかもしれない」と落胆の表情。奥野代表が購入したNFTデジタルチケットの副賞となっていた花束贈呈権の扱いについて「企画自体もやめた方がいいと思う」と説明。今後はリング内の花束贈呈について限定的にするという方針を示していた。