格闘技イベント「超RIZIN」(25日、さいたまスーパーアリーナ)でメイウェザーへの花束投げ捨て行為で騒動となっている政治団体「ごぼうの党」奥野卓志代表(48)が30日、党の公式YouTubeチャンネルで「緊急釈明会見」と題した動画を配信した。

奥野氏はサングラスに着物姿で登場。虎が描かれた金のびょうぶの前に正座し、騒動の経緯などを約48分に渡って語った。奥野氏は「私もこのような風貌なんで、怖いと、けしからんという感情を抱かれるのは当然のこと。全容を知ればお化け屋敷のように、怖いという以外の感情になっていただけるかもしれない」と持論を展開。

花束を投げ捨てた行為について「その場の思い付きではない」と説明した。18年に行われた那須川天心対メイウェザーの試合を例に挙げ、主催者側の対応に不満があったことを明かした。多くの批判の声が上がっていることについて「井上尚弥さんのような日本を代表する本物のスーパースターに怒られたなら返す言葉がありません。本当にごめんなさい」と述べた。

奥野氏は騒動を振り返り、「信念と想いに従って行動した。損得勘定は0です」と炎上商法ではないとした。

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)は25日にツイッターを更新し「エキシどうこうではなく 捨てられた花束を拾ったメイウェザーがカッコよ過ぎた…。俺なら確実に拾わん。。メイウェザーに謝罪したい気持ちになったのは俺だけじゃないはず、、」と、奥野代表の行為について指摘していた。