米プロレスWWEは9月30日(日本時間10月1日)、1日に心不全で亡くなった元プロレスラー、アントニオ猪木さんの訃報を伝えた。

10年にWWE殿堂入りを果たしている猪木さんに向け「訃報に接し、WWEは悲しみに暮れています。レジェンドの家族、友人、ファン、レスリング界全体に心からお悔やみ申し上げます。日本のレスリング史における重要人物の1人で、スポーツエンターテインメント界で最も尊敬されている人物。彼の故郷では正真正銘のレジェンドでした」と公式サイトで追悼した。

猪木さんの足跡も伝え「新日本プロレスのトップスターで王者としてスタン・ハンセン、タイガー・ジェットシン、ハルク・ホーガンらと戦った」と解説。現役時代のもっとも有名な試合としてプロボクシング元世界王者ムハマド・アリ氏との異種格闘技マッチを挙げ「この試合は猪木さんのプロレスへの不朽の愛と敬意を表している。プロレスへの情熱から『燃える闘魂』の異名を持つ」と伝えた。

さらに後進の育成やプロモーターとしての顔にも触れ「藤波辰爾や長州力などの才能ある日本選手、タイガーマスクやダイナマイトキッドなど革新的なハイフライヤー、ボブ・バックランドやベイダーら米国スターを活用し、ユニークで影響力があり、はるかに時代を先取りした」と絶賛していた。