WWE女子タッグ王者イヨ・スカイ(紫雷イオ=32)が、ロウ、スマックダウンの両ブランドで女子王座を獲得している「小悪魔」アレクサ・ブリス(31)を撃破した。

メインイベントでブリスとのシングル戦に臨み、ドロップキックやドラゴンスクリューで先制。ブリスのショルダータックル連打、ダブルニースやスープレックスをしのぐと、背骨攻めで反撃。1度は月面水爆をかわされ、マットに自爆し、ブリスDDT、コーナートップからブリスの得意技ツイステッドブリス(旋回式ボディーアタック)を浴びてピンチに陥った。しかし、味方セコンドの同じユニット「ダメージCTRL(コントロール)」のベイリーにレフェリーの目を引き付けてもらい、回復の猶予を与えてもらった。

邪魔に入った敵セコンドのロウ女子王者ビアンカ・ブレアを鉄製ステップ(階段)にたたきつけたベイリー、ダコタ・カイがブリスのトペ・コンヒーロで一蹴されたものの、リングに戻ってきたブリスを回復したスカイが確実に捕獲。エアレイドクラッシュ(変形水車落とし)でマットに倒すと、最後はとどめの月面水爆を成功させ、3カウントを奪ってメインを締めた。

試合後、ダメージCTRLがブリスとブレアを痛めつけると、試合前にバックステージで襲撃しておいたアスカも足を引きずりながら現れたが、ラダー(はしご)攻撃で沈めて血祭り。抗争を続けるブリス、ブレア、アスカを完膚なきまでたたきつぶした。

ブレアから奪ったロウ女子王座ベルトを持つベイリー、WWE女子タッグ王座ベルトを持つスカイとカイの3人はラダーにのぼってリングを占拠。スカイは自らのツイッターで「私たちがすべてを手に入れる。これがダメージCTRLだ」と投稿していた。