元刑事という異色の経歴を持ち、RIZINなどで活躍する格闘家、関根シュレック秀樹(48)が8日、ツイッターを更新。詐欺の疑いで逮捕された「ぱんちゃん璃奈」のリングネームで活動する人気キックボクサー岡本璃奈容疑者(28)に寄り添うような一部SNS上の声に異議を唱え、「先ずは被害者感情に寄り添うべきだろう」などと指摘した。

関根は岡本容疑者の逮捕が報じられた5日、「これはキツイ」とツイート。「ファンを裏切るというか騙す行為ですからね。自分もショックを受けました」と思いをつづり、岡本容疑者の今後については「初犯だと思われるので刑務所は行く可能性低いと思われます。余罪の数と金額によりますね」などと元警察官ならではの推測をしていた。

一方、ネット上では岡本容疑者を擁護する声や、救いの手を差し伸べたいとするユーチューバーらもおり、逮捕をめぐっては格闘家らからもさまざまな意見が出ている。

こうした状況を受け、関根は「犯罪とは犯意を持って行為したものでミスとは明らかに違う 犯意がないものは基本的に犯罪にならない」とした上で、「仲間として被疑者に寄り添うのも大事だが、先ずは被害者感情に寄り添うべきだろう」と私見を述べた。そして「今まさに被害者が傷つき苦しんでいる最中に罪を償い終わってもいない加害者に寄り添うのは立場上どうなのと思う」と疑問を呈した。

岡本容疑者は、人気格闘家の那須川天心と武尊のサイン入りポスターを偽造して、インターネットオークションで落札者から現金約9万をだまし取ったなどとしてで兵庫県警垂水署に5日、詐欺の疑いで逮捕された。