アマ8冠ボクサー中垣龍汰朗(23=大橋)が2度目の日本ユース王座に挑戦する。14日、東京・後楽園ホールで日本スーパーフライ級ユース王座決定戦で山口仁也(23=三迫)と拳を交える。

13日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、100グラム少ない52・0キロでパスした山口に対し、中垣はリミット(52・1キロ)でクリアした。21年7月に花田歩夢と同ベルトを懸けて対戦し、引き分けて以来の同級ユース王座挑戦となる。

花田後の近藤冬真戦も引き分け、22年9月の吉田京太郎戦で勝利。約1年8カ月ぶりに同じ王座への挑戦となった中垣は「ありがたいです。結果で応えたいと思います」と言葉に力を込めた。アマ97戦で福岡県出身の中垣に対し、アマ33戦で佐賀県出身の山口という対決。中垣は「強い選手、気持ちも強い選手。どんな局面でも立ち回っていけたら」と冷静な表情だった。

一方、山口は「数多くのスパーリングも積んできました。(中垣は)アマチュアの時から見ていた選手。東京での試合ですが、九州でやるような気持ちです。ありがたいマッチメークですし、しっかり勝ちたいと思います」と自信をのぞかせていた。