ボクシングの18年全日本バンタム級覇者で昨年6月にプロデビューしたホープ村田昴(26=帝拳)がプロ4勝目を挙げた米国から帰国した。25日(日本時間26日)、米フレズノのセーブ・マート・アリーナでスーパーバンタム級4回戦に臨み、ホセ・ネグレット(米国)を1回1分47秒KO撃破し、デビュー4連続KO勝利を挙げた。

現地での減量も順調に進み、気持ちにも余裕を持ってリングに上がった。会場ではブーイングも耳にしながらも「聞こえないふりをしてリングに上がりました。今回がアメリカでの試合2戦目とあって、周りも見えた分、はじめは緊張もしましたが、リングに上がってしまえばまったく問題ありませんでした」と振り返った。

今年1月に渡米し、ラスベガスでスパーリングを中心にトレーニングを重ね、オーギー・サンチェス・トレーナーにもとでテクニックを学んできた。村田は「長い期間、ラスベガスにいましたが、ボクシング以外のことも含めていろいろと新しいことを学ぶことができて、とても良い経験になりました。サンチェス氏は初めこそ少し言葉の壁のようなものも感じましたが、とても優しくて丁寧に教えてくれる上、少しずつ英語も聞き取れるようになってきたし、単語で返すこともできたり、とても良い経験になりました」と収穫を口にしていた。

5月には再び渡米し、ラスベガスで実戦練習を積み、プロ5戦目は米国で6~7月に予定。次戦は6回戦か8回戦で試合が組まれる予定だという。