2月に現役引退したプロレスラー武藤敬司の化身、グレート・ムタが全米注目の舞台で毒霧を披露した。

WWE年間最大の祭典レッスルマニア39大会の前日となった3月31日(日本時間4月1日)、米カリフォルニア州ロサンゼルスで行われたWWE殿堂入り式典に出席。タキシードを着用し、マスク姿のムタは会場から大きなムタ・コールを浴びながら「ハロー、グレート・ムタです。英語が苦手なので短めにあいさつします。WWE殿堂入りを光栄に思います。グッド・ラック、どうもありがとうございました」と日本語も交えてあいさつ。最後に毒霧を天高く吹き、会場に集まったファンを熱狂させた。

ムタの殿堂入りを招き入れるインダクター(表彰の発表と紹介を行う役目)にはWCW時代のライバルとなる「狂乱の貴公子」リック・フレアーが務めた。フレアーはリッキー・スティムボートやショーン・マイケルズら米レジェンドレスラーの名前を挙げ「彼らと同じトップクラスで活躍した」と絶賛し、ムタを招き入れた。最後に両者がガッチリ握手を交わすと、会場から大きな歓声があがっていた。