優勝賞金1000万円のとなるプロボクシングの「井上尚弥4団体統一記念杯」バンタム級モンスタートーナメントが20日、東京・墨田区総合体育館で開幕する。1回戦3試合が行われる。19日には都内で前日計量が行われ、出場6選手全員が一発でクリアした。アマ51勝14敗でプロデビュー2戦連続1回KO勝利中のホープ増田陸(25=帝拳)が、日本同級2位・富施郁哉(24=ワタナベ)と激突する。

元日本ユース同級王者で昨年5月にはオーストラリアで12回戦を経験している富施との対戦に向け、増田は「相手は海外でも試合をしているしキャリアは上。慎重にいきたい。自分の調整は万全です」と気持ちを引き締めた。日本2位を撃破すれば、日本ランク入りは確実。トーナメント準決勝ではシードされている日本同級王者堤聖也(27=角海老宝石)に挑戦できる。増田は「すごく恵まれている。チャンスだと思う」と日本上位陣へのチャレンジに気持ちを高揚させた。

一方、富施は約3週間、米ラスベガスなどでWBO世界スーパーフライ級王座決定戦で同級1位中谷潤人(M・T)と対戦する同級2位アンドルー・モロニー(オーストラリア)の練習パートナーを務め、実戦トレを積んだ。今月15日に帰国し、増田とのトーナメント1回戦に備えた。富施は「相手は1ラウンドで試合を終わらせているので(どんなタイプかは)やってみないと分からない。強い選手だと思う。自分のボクシングをやるだけだと思う」と静かに燃えていた。

なお他の1回戦は日本同級11位・穴口一輝(23=真正)-内構拳斗(23=横浜光)戦、石川春樹(23=RK蒲田)-日本同級12位・梅津奨莉(24=三谷大和スポーツ)戦の2試合。この勝者が準決勝で激突する。