プロボクシングWBO世界スーパーフライ級新王者となった中谷潤人(25=M・T)のKOフィニッシュが、海外で大きな反響を呼んだ。20日(日本時間21日)に米ラスベガスのMGMグランド・ガーデンアリーナで元WBA世界同級王者のアンドルー・モロニー(オーストラリア)と対戦。2回、11回とダウンを奪った後、最終12回にオーバハンド気味の強烈な左フックでモロニーをキャンバスに沈めた。米ESPNの元ライター、スティーブ・キム氏は21日(同22日)に「中谷潤人は年間最優秀KO賞になるかもしれない」と自身のツイッターにつづった。

さらに同日には配信サービスDAZNボクシングの公式ツイッターでも衝撃フィニッシュシーンを添え「中谷潤人は今年の最優秀KO賞候補だ」と伝えた。また試合後も米ボクシングライターのダン・ラファエル氏が「なんてことだ! 中谷潤人は豪快に左手一本でモロニーを12回残り20秒ほどで撃破し、空位のWBOスーパーフライ級王座を獲得した、今年のKO候補。本当に残忍だった」とSNSで書き込むなど、中谷が成し遂げた「聖地」での強烈KO劇が話題となった。