3度目防衛を「愛」で勝ち取る。東京女子プロレスのプリンセス・オブ・プリンセス王者・瑞希が5日、伊藤麻希との防衛戦(8日・大田区総合体育館)の調印式で意気込みを語った。

調印式から瑞希らしく「愛」と貫いた。「伊藤リスペクト軍団」として東京女子に招いてくれた伊藤に対し「強さ、まっすぐさを持っている」と“リスペクト”。その後は軍団を離れ、お互いに違うタイプの選手として、何度もぶつかり合った。海外遠征で力をつけていった伊藤は「真逆の世界線にいる人」だが、リングに上がれば関係ない。「心がかなわないと思ったら負けちゃう。気持ちを強く持つ」と奮い立たせた。

今年3月にようやく「プリンセス-」のベルトを手にした瑞希。大事にしているファンにも「応援してくださっているみなさんへの愛を持って戦ってきた」と語った。そして年内での卒業を発表したパートナー坂崎ユカへの愛。ケガのため今大会は出場できない相棒に「戦えないユカッチが今一番つらくてしんどい。私の試合を見て元気になってくれたら」と励ましの言葉を送った。坂崎のケガでタッグベルトは返上となったが「私は何も変わってない」と力強く語った。昔から続く物語を終わらせ、次のステージに向かおうとする伊藤に対し、王者瑞希が「愛」で立ち向かう。