WBC世界ライトフライ級2位の岩田翔吉(27=帝拳)がTKO勝ちで“世界前哨戦”をクリアした。フィリピン同級12位ジェイソン・ブリーリョ(22)との同級10回戦に臨み、2度ダウンを奪って6回1分28秒、TKO勝利を収めた。

今年4月にジェローム・バローロ(フィリピン)に3回KO勝ちして以来、約4カ月ぶりのリング。序盤は好戦的なサウスポーとなるブリーリョの長いリーチ(175センチ)から繰り出される左強打に手を焼き、3回には右フックを後頭部に浴びて手と膝をついた。当初はダウンと宣告されたが、すぐに取り消されて休憩が与えられる。すぐと今度は偶然のバッティングで左目下を大きく腫らした。

アクシデントが続いたものの、6回には勝負を決めた。強烈な左ボディーを打ち抜き、ブリーリョをもん絶させるダウンを奪取。立ち上がってきた相手に対し、さらに左ボディーを追加してダウンを追加。そのままレフェリーストップ勝ちとなった岩田は「もともとボディーを嫌がっていたので、左ボディーを狙っていた。それをみせられて良かった。サウスポーを左ボディーで倒したのは初めて」と手応えを口にした。

同級の世界ランキングで、WBC2位を筆頭にWBAとWBOでは3位にランキングされる。昨年11月、WBO世界同級王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)に判定負けして以来の世界再挑戦を見据えた“世界前哨戦”とされていた。岩田は「次の試合は(本田)会長が決めること。ゴンサレス戦が終わってからスタミナとフィジカルが上がり、パンチの威力が増している。チャンスをもらえるようにジムで頑張りたい」と決意を新たにした。