プロボクシング日本スーパーライト級タイトルマッチ10回戦は8日、東京・後楽園ホールで開催される。初防衛戦となる同級王者藤田炎村(28=三迫)、挑戦者となる同級1位大野俊人(27=石川)は7日、東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に出席。リミットより200グラム少ない63・3キロでパスした挑戦者大野に対し、王者藤田はリミット63・5キロでクリアした。

今年4月、アオキ・クリスチャーノ(角海老宝石)との同級王座決定戦では激しい打ち合いをカウンターの右フックで制し、2回KO勝ちで新王者となった藤田は、ベルトを守る立場になった初防衛戦に「大野選手に勝つことだけを考えている。ベルトのことは意識していない」と冷静な口調で意気込みを示した。計量後には大野とフェースオフ(にらみ合い)も展開し「気合の入った表情でした。しんどい試合になると思う。進化してきたところをみせたい」と静かに燃えた。

一方、タイトル初挑戦となる大野は「一方的な試合にはならない。拮抗(きっこう)した展開になるのは覚悟している。その中で倒したい」と自信に満ちた表情。所属ジムではリック吉村以来、約23年ぶりの日本王者誕生となる。大野は「期待されているが、力が入りすぎないようにリラックスしています」と自然体を貫いていた。