プロボクシング日本スーパーウエルター級王者出田裕一(38=三迫)が「チャレンジャー魂」で王座統一&初防衛戦をクリアする姿勢を示した。8日、東京・後楽園ホールで同級暫定王者中島玲(25=石田)との王座統一戦を控える。7日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、リミットより300グラム少ない69・5キロで一発クリア。暫定王者中島は1回目はリミットより100グラムオーバーし、2回目でリミットに到達した。

左目負傷による休養期間を経て、初防衛戦に臨む出田は「中島くんも暫定王者なので、自分はチャレンジャーの気持ちでいく」と冷静そのもの。昨年11月、川崎真琴(RK蒲田)に9回TKO勝ちして王座奪取して以来のリングに向けて集中力を研ぎ澄ませた。38歳のベテランながら猛暑の中でも午後2時からロードワークする“鉄人”ぶり。デビューから17年7カ月で念願の日本王座を獲得した男の忍耐力を王座統一戦でもみせつけるつもりだ。中島戦のプランも明かし「5回からいく。5回から勝負になると言われている」と中盤勝負を口にした。

一方、今年4月に設置された暫定王座戦で加藤壽(熊谷コサカ)を9回TKO撃破して王座獲得に成功した中島は「(出田は)気持ちが強い王者。根性比べでもテクニックでも全体的に中島が上回っているところみせて、最後に倒します」と自信の笑み。既に王者ではあるものの「まだ暫定なので王者ではない。チャレンジャーですね。ベルトを取りにいくつもり」と出田と同じく“挑戦者”の気持ちを持ってリングに向かう姿勢を示した。