“制御不能なカリスマ”ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(L・I・J)の内藤哲也(41)が、6年ぶり3度目のG1制覇を果たした。

史上初の3連覇を目指したオカダ・カズチカ(35)に、レインメーカー式デスティーノをさく裂。最後は渾身(こんしん)のデスティーノで34分18秒の激闘に終止符を打った。新日本の看板の2人。内藤が、常に先を走ってきた後輩オカダの前に立った。

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内藤のG1は黒星スタートだった。7月16日のDブロック初戦でジェフ・コブに敗れ、「ブロック2位まで通過できるんでしょ?」と、どこか弱気な発言。2勝1敗で迎えた同4戦目のシェイン・ヘイスト戦にも敗れたが「俺の夏はまだ終わらないぜ! カブロン(愚か者)」と言い、そこから残す3試合を全勝。Dブロックを5勝2敗(勝ち点10)の首位で突破した。

決勝トーナメントに入ると、その勢いは止まらなかった。身長203センチ、体重120キロの巨大なヒクレオに、デスティーノ(変形リバースDDT)連発で勝利。準決勝ではウィル・オスプレイにハイキック3連発を食らい1度はダウン。カウント9で何とか戻る瀕死(ひんし)の状態からデスティーノを畳みかけて勝利し、この日の優勝決定戦を迎えた。代名詞の「トランキーロ」のように“あっせんなよ”と、じっくり耐えて、最後に頂点に輝いた。

 

○…ジェフ・コブが、試合後に内藤に挑戦を要求した。コブは予選Dブロックで内藤に勝利しており「チャレンジユー!」と用意してあったビールで内藤と乾杯。内藤は「1カ月前のこと、思い出したくないよ。今日は今、この瞬間を楽しみたいよ」と言ったが、この戦いは避けて通ることは出来なさそうだ。