左腕の上腕二頭筋腱(けん)断裂による長期欠場を経て、白川陸斗(トライフォース赤坂)が、約2年ぶりの復帰戦となるRIZIN44(24日、さいたまスーパーアリーナ)に臨む。22日、都内で大会出場全選手のインタビューに参加。中原由貴(マッハ道場)との一戦を前に「RIZINのリングに立つのも楽しみですし、みんなの前で試合するのも楽しみです」と待ち切れない様子だった。
もどかしい気持ちと戦いながら、ようやく戻ってきた。リングを外から見つめるしかない日々。「焦りも不安もありましたし、疎外感と言いますか、試合している人間が全てなので、自分に発言権がなかったりとか…。けっこうキツかったですね」と素直な思いも吐露した。
誰もが、簡単に立てる場所ではないと分かっている。
「リングに上がった時に久しぶりのリングなので緊張感はもちろんありますが、一番はここで負けたらこの舞台に戻ってこれないと思っているので。負けても他の選手は戻って来て下からやれるけれど、僕は2年ぶりだし負けてしまったらまた一からやり直してRIZINの舞台に上がって行くみたいになるので、絶対に落とせない緊張感はあります。ここで負けたらRIZINの舞台で立ち位置がなくなるので、命懸けで生き残る、上位陣に絡んでいくという気持ち」
不退転の決意で、勝利をつかむ。