アマ10冠でプロボクシングWBOアジア・パシフィック・フェザー級10位の藤田健児(29=帝拳)がプロ5連勝を飾った。世界王座挑戦経験もある東洋太平洋同級8位ジョー・サンティシマ(27=フィリピン)と同級8回戦に臨み、3-0(78-73、79-72×2)の判定勝利を収めた。ダウン1度を奪う快勝劇に藤田は「目に見えるタイトルが欲しい。日本、東洋太平洋、WBOアジア・パシフィックのどこかに挑戦したいです。来年にはタイトルを狙いたい。年齢も年齢なので世界を目指して頑張りたい」と決意を新たにした。

序盤から強烈な左ストレートをねじ込み、1回にはカウンターの左オーバーハンドでダウンを奪った。冷静な試合運びで多彩なパンチを浴びせて主導権を握り続けてフルラウンドをファイト。「世界挑戦経験あるサンティシマ選手に少し構えてしまった。狙いすぎて倒しにいこうとして前半、その気持ちを出し過ぎて疲れました。最後まで倒せる技術も必要」と反省も忘れなかった

今年6月、ダニエル・ニコラス(フィリピン)戦に勝利後、フェザー級でWBOアジア・パシフィック10位を筆頭に、東洋太平洋12位、日本15位にランクインした。一方でアマチュア時代のライバルだった、アマ13冠の堤駿斗(24=志成)がプロで先に東洋太平洋同級王座を獲得。サンティシマが前試合の同王座決定戦で堤に判定負けしていたこともあり、藤田は「(堤が)対戦していた相手なので比較してわかりやすいかなと。アマチュア時代のことがあり、ライバル視している。負けてないぞということを倒してみせたかったができなかった」とKOを逃した悔しさものぞかせた。