プロボクシング世界4階級制覇王者でWBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(34=志成)が12月31日に東京・大田区総合体育館で同級8位ホスベル・ペレス(28=ベネズエラ)との初防衛戦に臨むと27日、発表された。

6月にジョシュア・フランコ(米国)に挑戦し、判定勝ちして以来、約6カ月ぶりのリング。井岡にとって12度目の大みそか参戦となる。「12回目の大みそかになる。今年の大みそかも戦いたい気持ちが強かったので、決めました」と23年を締めくくる“大トリ役”として出陣する決意を口にした。

初防衛戦の相手ペレスは20勝(18KO)3敗の戦績でKO率は高い。20年には1階級下のWBA世界フライ級王者アルテム・ダラキアン(ウクライナ)にも挑戦経験があり、WBA本部のあるベネズエラからの“刺客”とも言える難敵だ。井岡は「戦績も良くて世界経験もあり、油断できない相手。キャリアのある良い選手だと思います」と警戒も忘れなかった。

当初は同級最強といわれるWBC世界同級王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(33=メキシコ)との王座統一戦を希望していた。昨年大みそかに行われたジョシュア・フランコ(米国)とのWBA、WBO世界同級王座統一戦も視察したエストラーダ陣営と交渉を継続していたものの、今回は対戦を見送り、来年以降に持ち越した形となった。

井岡は「エストラーダ選手とかなり長い時間にわたって交渉し、日本でエストラーダ選手と戦う条件が厳しく、大みそか試合ができないとなったが、試合は入れたかった。エストラーダ戦だけを目指すのは違う。エストラーダ選手とも実現したいが止まれない。自分の挑戦として、王者として戦い、今年の大みそかを期待してくれている方々に試合を観てもらいたいと思って決めました」と胸中を明かした。

なお、今回はこれまで大みそかの11試合を中継してきたTBSの地上波放送はなく、ABEMAで無料配信される。