無敗の格闘家でボクシンデビュー2連勝を飾った東洋太平洋スーパーバンタム級6位の那須川天心(25=帝拳)が8日、東京・文京区で開催された認定NPO法人ピースプロジェクトのパーティーに参加した。国内外で貧困に悩む人々、被災地での救援活動を展開する同プロジェクトと共同で、18年11月に「天心ファミリープロジェクト」を立ちあげ、児童養護施設やファミリーホームで暮らす子供たちを試合に招待し、勇気や夢、希望を大切にする心を養ってもらうという活動を続けている。

「天心ファミリープロジェクト」だけで過去20回開催し、のべ439人が参加している。那須川自身も児童養護施設などに足を運び、子供たちと触れ合ってきたと報告された。その活動を高く評価され、同日のパーティーで、ピースプロジェクトの加藤勉代表から感謝状が贈られた。

来年1月には、ボクシング3戦目が予定される。格闘家時代からボクシング転向後も続けている子供たちの試合への招待。今回も継続して行うと明かした那須川は「みんな見やすいと思う。キックボクシングからボクシングに代わって1位を目指しているところをしっかりと見てもらいたい。見て感じたものを今後の人生において必要かどうかを思ってもらいたいです」と意図を明かした。

試合会場でライブ観戦することのプラス面についても熱弁した。那須川は「会場で見てもらうことは大事だと思う。SNSで何でも携帯を開けばパッとみられるじゃないですか。それって便利になった半面、本当の感情や心を忘れている人が多いと思う。だから試合に来てもらっていろいろ感じてもらうのがすごく大事だし、伝えたいなと。いろいろな方に来てもらいたいと思っています」と言葉に力を込めた。

また今年9月のボクシング2戦目で痛めた左拳の状況について「初めて拳を折ってしまいましたが、ケガしても他にできることがあったりもした。ケガしたからこそ気づくこともあった。本当に9・9割ぐらい大丈夫。あとはしっかり治して。もう本当に大丈夫なので」とほぼ回復している状況を説明していた。【藤中栄二】