WBC、WBO世界ライトフライ級1位岩田翔吉(27=帝拳)が計4度のダウンを奪って元世界王者を撃破した。元IBF世界ミニマム級王者レネ・マーク・クアルト(27=フィリピン)とのライトフライ級8回戦に臨み、6回2分21秒、TKO勝利。2回に左ボディーで2度、4回にも左ボディーでダウンを奪取。最後は6回に左アッパーで倒し、レフェリーストップ勝ちとなった。世界ランク上位らしい勝利に「今までとは違うボクシングができました。世界につながる試合をしたかった。倒せて良かったです」と笑顔で大粒の汗をぬぐった。
昨年8月のジェイソン・ブリーリョ(フィリピン)戦で6回TKO勝ちした後、左ジャブ、左ボディーなどでの試合の組み立てなど技術面を再確認してきた。持ち前の野性味あふれるアグレッシブな右とミックスしたファイトスタイルを模索してきた。フィジカル面もさらに強化してきた手応えもあり「もっともっと頑張ろうと思った。今までやってきたことの成果を出せてよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
今年は22年11月以来となる世界再挑戦を目指す。前回の世界挑戦で屈したWBO世界ライトフライ級王者ジョナサン・ゴンサレス(32)は3月2日、母国サンファンで同級暫定王者レネ・サンティアゴ(31=ともにプエルトリコ)との団体内王座統一戦に臨む予定となっている。「(ゴンサレスの)動向は気になりますね」と口にした岩田は「自分の本能的なひらめきと動き、戦略的なボクシングをミックスして出せたら。ジムに戻ってトレーニングしていきたい」と口元を引き締めていた。

