セミファイナルで世界ジュニアヘビー級王座戦が行われ、王者ライジングHAYATO(25)が、自ら指名した挑戦者で連続防衛17回の記録を持つカズ・ハヤシ(50)を倒して、2度目の防衛を果たした。
最初のプランチャで場外の鉄柵に顔面をぶつけ、さらにカズから鉄柵にコンプリートショット(後方に倒れて相手の顔面を打ちつける技)でたたきつけられ、自慢の顔にダメージを負った“ビジュアル系パンク”HAYATOだったが、臆せず2度目のプランチャをカズにヒットさせるなど気持ちのこもった戦いを展開した。
HAYATOはロープにふられ、その跳ね返りでムーンサルトプレスをさく裂させるなど、自慢の跳躍力を披露。最後は人でなしドライバーからシド・ビシャス(トップロープからのライオンサルト)を決めて3カウントを奪った。
この日、HAYATOは登場曲をFear, and Loathing in Las Vegasの「Starburst」から、英国パンクムーブメントの伝説シド・ビシャスが歌った「MY WAY」に変更した。あのシナトラの名曲のパンクバージョンだ。
HAYATOは試合後「カズハヤシは本当に素晴らしい選手だね。カズハヤシの世界ジュニアへの気持ちはうそじゃないって分かったけど、ほんのちょっとだけオレの気持ちが強かった」と勝因について分析。そして「教えてもらうなんて格好悪いから、オレはカズ・ハヤシの持ってる本当にすごいものを盗ませてもらう」とカズをたたえた。
最後にHAYATOは「試合が終わって、ひとつ決めたことがあるんだよ。世界ジュニアのイメージ、伝統、歴史。オレが一回、全部ぶち壊させてもらうよ。オレも壊さなきゃいけない理由は分からないけど、なぜかそう思ったんだ。壊して、壊して、壊し尽くす先に何か新しい光があるんじゃないかって思ったんだ。だから、これからもオレは自分の信じた道を進まさせてもらうよ。レッツパンク!」と“マイ・ウェイ宣言”で会見を締めくくった。

