20日に東京・両国国技館でプロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者田中恒成(29=畑中)に挑戦する同級12位ジョナタン・ロドリゲス(28=メキシコ)が12日、成田着の航空便で来日した。陣営とともに計5人で日本に到着したロドリゲスは約13時間の移動時間にも「大丈夫。世界戦なので、すごくモチベーションが高い。7月20日、必ずチャンスをものにする」と自信に満ちた表情を浮かべた。

メキシコ・ヌエボレオン州モンテレイで約2カ月間のトレーニングキャンプを続けて最終調整してきたという。ロドリゲスは「トレーニングキャンプの中でも過去最高の出来。モチベーションが高くハングリー精神で挑む。それは家族のためだ」とキッパリ。夫人と2人の子供(1女1男)の家族にささげる世界ベルト奪取を誓った。

21年4月、当時のIBF世界同級王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)に挑戦して以来、約3年3カ月ぶりの世界戦となる。ロドリゲスは「3年前のアンカハス戦ではすごく経験を積んだ。経験豊かになった。(田中戦決定が)すごくうれしくて、満足な気持ちだった。最高のチャンスだと思った。しかもグレートな国、日本でやる試合だから」と声をはずませた。

世界4階級制覇王者の田中について「グレートな王者だと思う。大変なリスペクトをしている。自分の栄光のために今回は日本に来たんだ」と口調を強めた。愛称は「タイタン(巨人)」。身長165センチながらも好戦的なファイトスタイルから名付けられたという。ロドリゲスは「ハングリーな精神で来たんだ。何としても世界を取りたい。1回からプレッシャーをかけるメキシカンスタイルで戦う」と強調した。

さらに母国のレジェンドで、72年5月、WBC世界フェザー級王者柴田国明を3回KOで下したクレメンテ・サンチェスの名を挙げ「私のプロモーターはサンチェスを連れてきた人のおいなんだ。サンチェスのように歴史的な試合をしたい」と強い意気込みを示した。【藤中栄二】