プロレスリング・ノアは12日、都内のABEMAスタジオで「日本武道館大会直前記者会見&調印式」を開催した。

今大会最後の第11試合「メインイベント2」で行われるGHCヘビー級王座戦に出場する王者・清宮海斗(27)と挑戦者YOICHI(31)も出席。清宮はその後、日刊スポーツの単独取材で、ノアをさらなる高みに導くための意気込みなども熱く語った。以下、一問一答。

-王座戦へ向けて心技体の整いぶりは

「もうバッチリですね。今までにないぐらい気持ちもコンディションも本当に最高の状態ですね。日本武道館大会っていう、GHC戦が本当にたくさん行われてきた、ノアファンにとっても心に残る戦いがたくさん行われてきた場所で、YOICHIとノア生え抜き同士で戦える。生え抜き同士のGHC戦はこれが初めてになるので、新しいものをここで見せてやろうと思います」

-これまでのGHC戦と違うのは「オール・レベリオン」というユニットを率いる存在になったこと

「ユニットを作ることでプロレスの話ができる環境が常にあるのはすごい自分にとっていい状況だと思ってます。でも、お互いが主張していって相乗効果になっていくっていうのが、このチームで自分がやりたいこと。仲良くというだけじゃなく、しっかりチーム内でも競争し合って。その雰囲気が浸透していったら、ノアがもっと上がっていくんじゃないかなと思ってます」

-あの面倒くさがっていた方とも一緒のユニットになりました。本当の関係性は

「この間、拳王と飲んだんですよ。いやあ、面倒くさいですね(笑い)」

-どういう話をするんですか

「これからお互いノアをどうしていきたいかっていうそういう話ですね。そこはちゃんと熱く、普通に熱く話をして。お酒が入って、どんどん(時間が)遅くなるにつれて面倒くさくなってくるという(笑い)」

-どういう部分が面倒くさい

「自分の気持ちをあんまり表に出さないというか、どこかで何かたくらんでるだろうなみたいなところが常にある人なんで(笑い)。でも良い部分でもあるんですけどね。最近はその面倒くささを前向きにとらえられるようになってきて。こういう考えも一つあるなって。そこから『僕はこういうふうに思ってるんだけど』って意見のぶつけ合いができるっていうのは今、すごい良い環境だと思います」

-昨年はあのオカダ・カズチカ選手に顔面蹴りを入れるなど、他団体の舞台でも存在感を示しました

「プロレス界のトップに立つ選手と試合をして、実力の部分で力の差っていうのも感じましたけど、入場してから試合をするまでの立ち振る舞いだったり、その一試合をどう持っていくか、どう自分の空気に持っていくかっていう部分が、自分になかったものだなって感じました」

-清宮選手も良い部分を出していたと思いますが

「(オカダ選手は)全体を見てるっていうのを一番感じました。トップとして必要な部分かなって。(オカダ選手の顔面を蹴った)あの時は気付いたら向かってたんで。その時に沸いてきた感情で行ったんで。体が動いてたっていう感じで。それくらい自分はオカダ選手に行ってたし、ある意味そういうのも向こうが引き出してくれてたのかなって思うくらい。それも全部オカダ選手の視野の中だったのかなって。それくらいの器の広い選手だと思います」

-今度は清宮選手が団体を引っ張っていく立場に

「ノアを広めたいという一心で去年は新日本プロレスだったり、ドラゴンゲートだったり他団体に出て、たくさん自分の中で足りないなって思ったことがあって。自分はそれを本当に痛感したので、プロレスリング・ノアをプロレス界で1番にしたいという思いがありますし。自分の姿勢が団体のモデルになって、もっともっと個人的に主張する選手が出てきたら、もっともっとノアは盛り上がると思ってます」

-自分に1番足りないと思った部分とは

「それこそ全体を見るという部分だったかなと思いますね。自分も1つのことにガッとなってしまうので。それは悪いことだとは言い切れないかもしれないですけど、トップに立つ人間は全体を見て、ノアのためにやっていくべきだなと思いました」

-オール・レベリオンは「革命ユニット」。1番革命したいところは

「ノアっていう団体は昔からの歴史が続いていて、若手の勢いがなかなか出てきてないのをずっと感じてて。上の人たちは丸藤選手だったり、みんなが知ってる選手なんですけど。なかなか下が追いついていけてない。団体としてそこを変えていかないと。実績では叶わないかもしれないですけど熱をもっと上げて。下の方が盛り上がってるんじゃないかというくらいの熱を若手で作り上げて、一気に底上げしたい」

-丸藤選手ら先輩を追い抜いて若手が輝くには

「そこ(先輩たちとの差)は主張の差だと思いますね。やっぱり主張がないと名前も届かないと思いますし。今のこのプロレス界も変わってきて、選手たちも変わってきて、今の時代には今の時代のやり方があると思ってるんで。ただ背中で見せる、良い試合をするっていうだけじゃダメだなって。もっとしっかり言葉でも発信して。プロレス界はデビューしたら、1人の選手なんだ、おのおのが競争なんだっていう部分を、これから自分がトップとして見せていきたいです」