世界ランカーで東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック・ウエルター級王者の佐々木尽(23=八王子中屋)が防衛(東洋太平洋初、WBOアジア・パシフィック4度目)に成功した。東洋太平洋同級8位、WBOアジア・パシフィック同級10位カミル・バラ(35=オーストラリア)の挑戦を受け、7回0分52秒、TKO勝利を挙げた。佐々木は「フィジカルに強い相手に勝てた。最後はKOで倒せてよかった」と笑顔を浮かべた。

アジア2冠王者らしく圧倒した。距離を詰め、プレッシャーをかけながら左フックを強く打ち抜いた。2回に偶然のバッティングで左目上をカットした挑戦者に対し、攻撃の手を強めた。左右両ボディーでダメージを蓄積させると、3回には左フックでダウンを奪った。優位に立っても冷静そのもの。「相手のパンチは死んでいなかったので気を引き締めた」とボディー攻撃からの連打で攻め続けると、7回に飛び込みながらの左フック2連打でぐらつかせ、レフェリーストップに追い込んだ。

現在、同級の世界ランキングでもWBO3位を筆頭にWBAとIBFで4位、WBCも5位と世界4団体で5位以内に入っている。佐々木は「(世界)タイトルマッチも間近に見えている。日本人でウエルター級世界王者は過去に誰もいない。すぐにでもやれるしいけると思う」と自己PR。リング上では米国など海外でライブ配信されていることを意識し、英語で「日本人史上初の世界ウエルター級王者になる男だ。覚えておけ!!」とマイクアピールした。

最後は「(所属ジム中屋一生)会長に言われたから」と、リングサイドで視察していた米プロモート大手トップランク社のボブ・アラムCEO(92)に向けても熱列なメッセージ。「ボブ・アラムさん、(世界)タイトルマッチをやらせてください」とアピールしていた。